現在公開分までのざっくりとした自創作「心破都市(しんかいとし)」本編内容まとめです。続話を更新した場合は、その都度どんどん此方の記事に内容追加していく予定です。
⚠️ネタバレとなりますので、今後お読みいただける予定(未読)の方はご注意ください。
こちらを用意した目的は、気軽に本編内容を知れるようなものがあればハードルが下がって良いかな?と思ったのと、今後話数が増えた時に前話の振り返りが楽になるかなと思ったからです。
勿論、表記してある内容は本当にざっくりとしていますので、詳しく知る場合は本文の方をお読みいただくのが一番だと思います。お時間に余裕があれば、よろしくお願いします……!
こちら少しでもお役立ていただけたら幸いです。作者も確認に活用していきます(?)。
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0.プロローグ
■人々を恐怖と苦痛で長らく悩ませていた“怪物騒動”に終止符を打つまで、あと一歩に迫っていた。これで、全てが終わる。でも、本当にこれでいいのだろうか……?
1.衝撃の出会い(1)(2)
■お昼時。主人公である火華柚希と幼馴染みの咲雪恋羅は学校が終わったあと、軽く昼食を済ませてから共に病院へ。それは今日に予定していた“必要な検査”があった為だ。
いつも通りに手続きを済ませて検査自体はすぐに終わったものの、その後の恋羅の思わぬ一言からちょっとした言い合いに発展してしまい、二人は微妙な空気のまま別れて帰路につくことに。
様々な思いが交錯して、悲しみに暮れる柚希。
二人の間には過去から今現在に渡り、五年前より[陽厦]都市内で大問題となっている“怪物騒動”に関する傷跡と重苦しさが残ったままで、その胸中はどうしても穏やかにならず苦悩する日々だったのだ。
柚希は冬の冷たい風に震えながら散々な気分で帰宅しようとしたところ、ふと覗き込んだ薄暗い路地で困り果てた赤いワンピースの少女と出会う。彼女は酷く混乱して助けを求めていて、柚希はよく分からないままそれに二つ返事で承諾してしまう……。
【初登場:火華柚希/咲雪恋羅/舞風理途夢/舞風緑/??】
2.彷徨う少女(1)(2)(3)
■まずは赤いワンピースの少女から、詳しく話を聞いてみることにした柚希。しかし彼女は記憶喪失で殆ど何も分からず、更には大半の人から姿も見えない声も聞こえない“幽霊”のような状態だという。
情報が不足していて現状は何も出来ないと判断した柚希は、一先ず少女を家で休ませてあげることに。遅れた自己紹介では、彼女は自身の呼び名に関して「とりあえず“あや”と呼んで!」と柚希へと伝えた。
その後はすぐに帰宅とはならず……何かに気づいたあやに突如誘われ、(途中危うく道路に飛び出しかけたところを、中枢職員に助けられたりしながら)なんとか少し離れたスーパーの建物裏手に辿り着く。
そこで柚希は、あやと共に謎の生き物と対面し、それが書いたとみられる落書きの存在も知ることに。疑問が溢れ混乱する柚希だが、彼は生き物が“怪物”と酷似していることに気付き、これは“怪物騒動”に関する新発見が得られる可能性が高いと考えた。あやから教えられた、その二つの件は今後重要視することに。今回結局生き物には逃げられてしまう。
ようやく無事に帰宅する二人。ゆっくりと過ごしながら、柚希は今日出会ったあやの記憶を取り戻し助ける手がかりと、謎の生き物と落書きに関しても、これから追加で調査に奔走していく決意をするのだった。
【初登場:前話??→あや/謎の生き物】
3.いつもと違う朝(1)(2)(3)
■色々な出来事があった翌日、柚希は不思議な夢をみた。昔の出来事と記憶に覚えがないもの……彼は怪物に傷を負わされてから、時たま自分の中に“別の何か”が雑ざっているような感覚になる。自分ではない記憶が、思いが、何故か妙にしっくりもきてしまう……。
気を取り直し、柚希は後から起きてきた妹の水無月と共に朝食と学校に行く準備を済ませる。
柚希がやっと家を出ると、すぐそこには朝から姿が見当たらなくなっていた“あや”が。あやはすっかり元気になっているようだが、柚希の心配は尽きない。学校がある為、彼女とはまた昼に再度合流することを約束し、柚希は改めて学校へと向かうことに。
その途中で、柚希は珍しく恋羅と会い、嬉しい気持ちで一緒に登校することになった。そして、柚希は昨日の出来事を、早速恋羅へと相談して協力を仰いでみる。
学校に着いてから詳しく話をしていくと、謎の落書きに関して、恋羅は以前似たようなことが話題になっていたのをネット上で見掛けたという。軽く調べてもらうと【落書きは五年前頃(丁度、怪物騒動が起き始めて少し経ったあと)から既に街の至る所に確認されており、最近にも目撃証言がネットに上がっていることから、今も増え続えけている】ようだった。
柚希は新発見ではないことに落胆しかけるも、犯人についてだけは未だ特定されていないことを恋羅が指摘。
そうなると、昨日に見た“落書きをして回っているとされる、怪物に酷似した小さな生き物”が実際の犯人であると知れたのはかなり大きな収穫であり、様々な情報を考慮しても、やはりそれは怪物騒動に関する有力な手掛かりと成り得る可能性が高そうだと判断する。
その後は記憶喪失の幽霊“あや”に関して話すが……恋羅は、怪物に酷似した生き物の位置が分かるというあやに対して、怪物側と繋がりがあるのではないかと疑念を抱いていた。警戒し、距離を置くべきだと注意する。
しかし、昨日と今日で“あや”と真摯に向き合った柚希は、彼女を悪い人だなんて到底思えなかった。そこで、柚希はこれからの目標として落書きをして回る生き物を捕まえることを掲げ、自分達の時間が限られている中で、それを効率的に行うにはやはりあやの協力が必要不可欠だと主張。善悪の判断はそれからだと、恋羅を上手く説得してみる。
恋羅はそれに納得はしつつ、疑念は晴れないため、生き物捜索の際は自分も同行させ単独行動はしないことと柚希に釘を刺し、柚希はそれを渋々承諾。
学校が終わったら、再びあやと合流し、今後の調査に関する話し合いをすることにしたが……。
【初登場:火華水無月】